英語を上達させるのに結局逃げられないのは◎◎力?!

在宅が増え、時間が増え、語学の学習をしだした人もいるのではないだろうか。

聞けばDMM英会話は何度もサーバーダウンに追い込まれたらしいし、レアジョブに関しても予約が取りにくくなったりもしたそうだ。

なので、英語力向上を目指して頑張っている人に、少々耳の痛い話を使用かと思う。

私自身は今も現役英会話講師で、個人では子供に、勤務先では大学生〜ご年配の方まで幅広くレッスンを担当させていただいている。

今回は英語力の向上を話すために、英語をいわゆる4分野(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)に分けてお話ししたいと思う。

目次

リーディング力向上に必要なものとは?

まずは、TOEICが時間通りにおわらなくて悩んでいる人も多いかと思う。

そうなると必要なのは速読力だ。速読力を上げるには、日々、数をこなして読んで行くことも非常に大事だし、サイトトランスレーション、スラッシュリーディングと言われる、いわゆる「頭から英語を理解していく」リーディング法も身につけないと厳しいだろう。

だが、それだけではない。結局のところ頑張って割と早く成果が出るのが「単語力」なのである。

単語をちまちま覚えていく。多くの人が避けたい工程ではなかろうか。でも、どんなに数をこなそうが、どんなに読むスピードがあがろうが、わからん単語が200語の英文中100個もあったら、きっと理解できないだろう。

これは極端な例ではあるが、結局単語力は必要である。

ライティング力向上に必要なものとは?

make a list, study

英語のライティングが必要な人も多いだろう。特に取引先とのメールのやりとり、相手へのプレゼン資料など、なんだかんだ職種によっては、状況によってはライティング能力を問われる場面も数多くある。

もちろん今はGoogle翻訳はどんどん精度を増し、一見必要なくなってきていそうに見えるが、結局全くいらないわけではない。英語の資格取得でもライティングが必要な場面も多いだろう。

そうなった時に必要なライティングの力・・・まずは文法力だ。これも身も蓋もない話だけど、せっかく東大レベルの知識を持ってても、英文法だけ全くできなかったら、多分しっちゃかめっちゃかな文章になってしまう。

これは日頃から言っているのだが、文法力はとりあえず【中学英文法】がしっかり頭に入ってたら十分だ。

高校で習う英文法もあるが、結構ややこしいので、英文法をやり直さなければいけない人は、まずは中学英語の文法を完璧にしてほしい。

さあ、文法力をつけたところで次に必要なのは【表現力】。いくら文法を装備しても、実は参考書通りの文言って堅すぎたり、ナチュラルじゃなかったりして使えないものも意外に多いので、表現は表現として学んだほうがいい。

それができたらあと何が必要かって?耳の痛い話だが、【単語力】もあったほうがいいだろう。

ライティングに単語力?と思うかもしれないが、「これってなんていうんだろう?」が英語のできる人の3倍あったら、調べるのに時間がかかり、結局効率よくいかない。

ある程度単語力はつけておかないと結局、不自然な付け焼き刃の文章になったり、綺麗じゃない文章になることも多いので、表現幅を広げる努力をする時に単語の力もしっかり身につけたほうがいい。

リスニング力向上に必要な力とは?

woman

リスニング力に必要な力は、まず「リンケージ」や「リエゾン」と言われる、音の変化の習得だ。

我々が学生時代に習ったのは、単語単位の発音である。だが実際にはネイティブは音をつなげたり消したり変えたりしながら話しているので、ここを自分自身がマスターしておかないと聞き取れない。(脳科学的に、言える音は聞こえる音なのだ)。

リエゾンを味方につけたら、あとは英語をブロックで捉える力も必要だ。

英語を単語単位でしか捉えられない場合、200単語の文章を聞こうと思ったら、脳は200回単語をキャッチして意味を理解しないといけない。

理解を頑張っているうちに次から次に単語が流れてくるので試合終了である。

なので、ある程度ブロックで捉えられるようにする必要がある。ブロックっていうのは、意味の繋がりで考えると良い。

これはリーディングのサイトトランスレーションを身につけるときにも必要な力である。結局は、「リスニングだけ伸ばしたい」と思っていても、そう美味しい話はなく、同じ英語なので、必然的にリーディングのトレーニングも必要になることがある。

さて、ブロックで捉える力もついた。なのにいまいちリスニング力が伸びない、という人に足りていないのは何か?

答えは【単語力】である。結局どれだけ音の仕組みを理解していようが、ブロックで捉えられようが、知らない単語があまりにも多すぎると、推測の推測のような形になり、結局間違えてしまう。

なので、リスニングも上記同様、単語力を伸ばさないとどうしようもない。

筆者はTOEIC900越えの英語力を持っているが、先日、株価に関して話すYoutubeを英語で見た時絶望した。知らない単語が多すぎて(専門用語ね)久々にほとんど聞き取れなかった。(日常会話を聞くのは全く問題ないのに)。

なので、英語が話せる、聞ける人でも、専門用語盛り込まれたら聞けないのである。なので結局、理解を深めるのに単語力が必要なのはお分かりいただけるかと思う。

スピーキング力向上に必要な力とは?

 

考える

スピーキングというのは日本人が一番苦手とするところだろう。ここを伸ばすのも実はまずは「文法力」だと私は思う。ある程度自分の中で三単現、現在完了、現在形、過去進行形などの中学英文法が出来上がっていないと、文章を組み立てられない。

だが、この文法力は意外にも後付けでもいい。その代わり後付けにするのであれば、正しい英語を嫌と言うほど丸暗記してしまうしかない。

丸暗記を100文したとしたら、そこから単語を入れ替えていくと、何マン通りの英語を口にすることができる。

赤ちゃんは親の言う言葉を真似していきいつの間にか文法も知らずに英語を話すようになる。それと同じ手法をとるのだ。

さあ、ある程度模範の文章をおぼえ中学英語の文法も完璧にできたら、辿々しくても話すことができるはずだ。

ここで話をさらに楽にできるようにするには何が必要か?実はここでも単語力がいる。

もちろん知らない単語も説明する力があれば乗り切れるが、あまりにも多いと全て周りくどく説明するのは結構しんどい。そして、スピーキングの先には相手のいうことも聞けないといけないので、やっぱり単語の強化からは逃げられないのである。

結論:英語力向上に必要な共通の力は単語力

english

耳の痛い話だと思う。単語を覚えるのって死ぬほどつまらんし。でも、ここを避けて通って英語が話せる、読める、聞ける、書けるようになるほど、世の中甘くないのだ。

私も先日Youtubeで株価の話が全く聞けなかったので、反省してもう少し単語を強化しようと思う。(TOEIC900点超えたのも何年も前なので、だいぶ単語力は落ちてきていることは否めない。泣)

なので、嫌かもしれないが、今は比較的勉強しやすくもなってきているので、ぜひ、単語力を磨いてみてほしい。無料アプリのabceedは書籍購入もできて覚えられていない単語も記録できるから英語学習者に最適だ。

結局のところ一番人気で英語学校でも使われてたりするのがキクタンじゃないかな。

細かくレベルもわかれてるし、音声もあるしいいよ!

 

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

目次
閉じる