悩める英語上級者必見!さらに伸ばすための4技能の具体的な伸ばし方

「英語できてすごいねー」周りからは褒められる。TOEICの点数も申し分ない。なのに、手放しで喜べない・・・。

「私・俺より英語すごい奴なんていくらでもいる」「もっと伸ばしたいのに」そう思いつつも悩みを言いにくいなんて上級者さんも多いですよね。

今回はそんな悩める上級者さんが、さらなる飛躍、自信を持てる英語力をつけるための具体的な4技能の方法を紹介したいと思います。

目次

そもそも私は英語上級者?

上級者英会話

「そもそも、私は英語上級者なんだろうか・・・?」そう疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

大手英会話スクールTORAIZの公式ページによると、上級と言われるスコアはこう書かれています。

TOEICスコア800を超えると、上級者レベルと胸を張って言えます。

一般的にこのスコアに至る頃くらいに、「時間内に問題を全て解ききることが出来た」という人が多くなってくる段階です。

また、大手企業や外資系企業からも英語力に関して高い評価を得られるスコアと言って良いです。

参照:トライズHP

ただもちろん、TOEICというのはあくまでテストなので、実際には使えなくても、繰り返しTOEIC対策を受けて努力でとっている人も考えると、あくまで一つの指標ということになります。

実際にはTOEIC満点とっていてもライティングが苦手とか、スピーキングが苦手という人はいますよね。

なので、アウトプット(スピーキング、ライティング)は自己評価ということになりますが、目安としてTOEIC800取れる力がある人は、上級者と言っていいでしょう。

英語上級者のつまづくポイント

英会話

そんな英語上級者が、英語でつまづくことには何があるでしょう。

語彙力

まずは語彙力ですね。「どこまで単語を覚えたらいいか」悩んだことはないでしょうか。

実際には英語の用途によって、どこまで覚えなきゃいけないかは変わります。

外資系で働きたいと一言で言っても、結局その会社の扱う商品の英語や特殊表現を覚えなきゃいけないので、一口には言い切れないですね。

ただ、ある程度英文記事をスムーズに読めるようにしたかったら、英検準1級で出てくるテキストの単語はしっかり知っておくほうがいいですね。

そしてそれが終わったら、英検1級に出てくるような、超マニアックの単語。

そうです。本気の上級になりたいなら「ここまででいっか」はないんですよね。勉強し続ける必要があります。

発音

ネイティブと話していて、あなたの英語は一発で聞き取ってもらえますか?

もちろんたまに聞き返されることぐらいはネイティブ同士でもありますが、聞き返される回数が多い場合、あなたの発音に問題があるかもしれませんね。

その場合は「より高みの上級」を目指すためには、発音改善に注力する必要があるかもしれませんね。

発音が綺麗であれば、多少英語を間違えても、なぜか説得力が出てきますからね(ここだけの話)。

会話力

「一応上級者に入るんだけど、全然あの人みたいに英語がパッと出てこない・・・」こう悩む方も多いですよね。

実は、あなたが「賢すぎる」のが原因かもしれません。

たとえ難しい語彙をたくさん知っていても、日常会話の中で無理矢理使いまくらなければいけないわけではありません。

それよりもネイティブにおいていかれないためにはスピードが大事です。

スピードを鍛えようと思ったら、日頃から一つのことを何パターンで表現できるか、簡素化してシンプルに表現できるかを練習しておくといいですね。

言語の表現方法は正解が一つということは絶対にありません。常にバリエーション豊かな表現を出せるように日頃からトレーニングしておきましょう。

英語上級者の具体的勉強法①リスニング編

listen

聞けているつもりでも、実はまだ聞こえていない箇所、聞こえないカテゴリってありますよね。

こればかりは、さらに修行を積むしかありません。上級者で英語が聞こえない原因はいったい何か。

それは、「単語力」、そして「リテイン能力」です。

上級者の単語力を伸ばすには?

今までにだって頑張って単語勉強してきましたよね。分かります。でもね、残念ながら英語学習に終わりはありません。まだ知らない単語、たくさんありますよね。ニュースを見て理解できない、映画に出てくる単語で理解できないもの、あると思います。

結局単語の意味が分からないと、聞き取りにくいですよね。もちろんこのレベルなら、聞こえていない単語もある程度前後の文脈で分かるかと思いますが、推測だって限界があります。

そこを補い、さらにレベルを上げていくとするなれば、やはりまだ単語勉強を続けるしかないんです。TOEIC900の単語帳を仕入れてもいいですし、英検1級の単語に挑戦するでもいいですよね。あなたの知らない単語、まだまだあるはずです。

リテイン(保存)能力って何?

実は英語上級者が聞けない理由としては「速さについていくのに必死」というのがあります。どういうことかというと、とりあえず追いかけ続けて、何も記憶に残っていない、という状況なんですね。

実はこれはトレーニングするしかありません。例えば教材の長めの英文をしっかり流して、それを、自分なりに日本語で要約する。

リスニングにはTEDが無料ですし、お勧めですよ!

日本語で要約する際も、リスニングしたことを頭にとどめておかないとできないので、十分なトレーニングになります。

もちろん要約は英語でもいいですが、あえて日本語で要約しようとすると、しっかり意味を把握しないといけないため、英語の保存能力を上げる練習には十分適しています。

英語上級者の具体的勉強法②リーディング編

read

上級になっても、難しい文献とか、ややこしいことが書いてたり、専門的なものになると分からなくなったりしますよね。これはいったいなぜでしょう?

これは、単語力不足と、英語の文構造の複雑化についていけていないことにあります。

リーディングにおける単語力不足

これもくどい話ではありますが、一番の要因は「単語力」です。だって、難しい記事になればなるほど、必然的にややこしい単語が出てきますからね。専門用語なんて、時に日本語訳読んだってわからないこともあります。

単語勉強が好きって人はあまりいないとは思いますが、より上級を目指すには、やはりこのレベルでも逃げるわけにはいかないんですよね。

英語の構造の複雑な文章を攻略するには

英語って日本語と語順が全く違うので、細かいことって後ろの方に書いてあったりとか、後ろから前にかかったりと忙しいですよね。でも、いったん読んで前に戻る、そんなことをしていると時間のロスです。

翻訳家になるわけでないのなら、読み進める際にきれいな日本語にして理解する必要は皆無です。意味が取れればいい。

そうなると大事なのは「戻り訳」をしなくなることなんですよね。戻り訳をしなくなれば、必然的に時間のロスがなくなります。理解しながら進むので、途中で分からなくなることもないんですね。

そのトレーニングに最適なのが「サイトトランスレーション」です。要は、前から、意味の分かるところで区切りを入れて読んでいく。

見た方が早いと思うので、気になる方はこのYoutubeが参考になるのではないでしょうか。

英語上級者の具体的勉強法③ライティング編

write

これは身も蓋もない話ですが、実は、「リーディングする量を増やす」「文法見直し」「普段から英語を書く」ことが重要です。

リーディングすることがライティング力につながる?

やはりリーディングをすればするほど、自分の中に文の正しい構造が沢山インプットされるんですよね。よく「本好きな子は国語の点が高い」って言われませんでしたか?筆者の妹も賢いわけではなかったのですが、本を読むので国語の偏差値だけ異様に高かったです。

つまり、リーディングから逃げないでください。あとは、フォーマルなライティングなどは書き方もあるので、練習する必要もありますけどね。

文法力の見直し?

それ以前の問題として、文法を高校英語の文法までしっかり使いこなせるように仕上げておくといいですね。

ちなみに文法のおすすめ教科書は?と聞かれたら、ベテラン英会話講師も選ぶNo.1のテキスト、Grammar in Useです。これを何周でもしましょう。これさえ頭に入っていれば最強ですね。

英語を書くことを習慣化

あとは、常々英語を書くことを習慣にする。英語日記でもいいです。でも上級なので、「これこれこれして~した」だけではなくて、例えば見たニュースの内容を要約し、思ったことを書いたりするとかなり力になりますよね。

英語上級者の具体的勉強法④スピーキング編

speak

上級者が一番伸ばしたくてうずうずするのが、スピーキングですよね。いくら「上級」に分類されたって、ネイティブと対等に話せてるかと言えば、そうでもない・・・。そんな風にジレンマ抱える人が多いでしょう。

上級のスピーキング力を上げるのはずばり、「独り言英会話」と「言い換えスピーチ」です。

英語上級者が頑張るべき「独り言英会話」とは

と言っても、中級のころに頑張っていた、日常だけを英語化すればいいわけではありません。ニュース、ドラマ、その日起きた日常なんでもいいですが、自分の意見をまとめて言ってみる。これが大事です。

上級と言えばどの英会話学校もディベートやディスカッションをさせることが多いです。それだけ、相手に納得させられる、説得力ある発言が必要となってきます。なので日ごろから、自分の思ったこと、意見をまとめて発言できるようにしてみましょう。

「言い換えスピーチ」ってなに?

上級者が練習するべきもの、それは「言い換えスピーチ」です。巷で言う「パラフレージング」ですね。

人が言ったことをそのまま返すのは「リピート」。自分の言葉で言い換えるのが「パラフレージング」です。

ではどのようなものを言い換えするのか?上級者にはTEDが一番効果的です。

TEDっていうのは、有名人、著名人のスピーチが載っているサイトなのですが、すべて無料なんです。無料なのに、英語、日本語のスクリプトも見れるので、見ながら聞き取れなかった部分を見直したり、シャドーイングしたりできます。

そこで聞いたスピーチを、その人になり切って、自分の言葉でやってみるんです。

1日1個できれば素晴らしいですが、これをできる範囲内で。英語は継続が命なので、少なくとも3日で1つはパラフレージングしたいところですね。

英語上級者もオンライン英会話は使える?

オンライン英会話

さて、英語上級者はオンライン英会話を利用するメリットはあるのでしょうか?

結論から言うとあります。もちろんあります。ただ、やはり上級者となってくれば、「どういう表現がより自然か」「自分の英語はこれで自然か」が気になってくるところ。なので、ネイティブ講師のいるオンライン英会話を選ぶのがお勧めです。

ネイティブ講師を選べる中でもおすすめはCamblyです。単純に、ネイティブしかいないし、その中でも自分の好きなアクセントでサーチをかけることができます。

cambly検索画面

「今日はオーストラリア英語」「明日はイギリス英語」などのように、自分の気分に合わせて色々な国の人と話すことができるんです。予約もきちんとできるので、人気講師を予約して話すことも追加料金なしでできます。

私も最近始めたのですが、選ぶ欄にすでに評価がばっちり載ってるので、「いい先生」を探しやすいです。

オンライン英会話を検討中なら、Camblyがおすすめ(筆者も愛用中です)! Camblyネイティブの人といつでも繋がれるオンライン英会話サイトです。
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参考記事:英語上級者の「ネイティブの会話についていけない」悩みの解決策は?

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