いわゆる「英語上級者」になったところで、「めでたしめでたし」で終わらないのが語学というもの。
維持したければ、向上したければ、頑張り続ける必要があるんですよね。
そして「上級」と一口に言っても、TOEICの点数が900点超えてるけど会話は日常会話程度の人、帰国子女の人と幅がありますよね。
今回は、「上級だけどまだ自分の英会話力に満足できていない」人のために解決策を紹介していこうと思います。
英語上級者がネイティブの会話についていけない理由①「会話が聞き取り切れない」解決策は?
「日常会話は実際にできるし、周りにも褒められる。1対1のネイティブとの会話も全く問題ないのに、ネイティブ同士の会話に入っていくと、何言ってるか聞き取れない」
こういうこと、ありますよね。私もそうでした。
今まではリスニングを伸ばすために、発音を改善したり、リンケージ、リエゾンを学んだり、シャドーイングしたりすることで劇的に変化してきましたよね。
でもあなたのレベルでは、もうそれだけやっていても伸びないんですよね。
上級者がリスニング力を上げる方法
上級者がリスニング力を上げるためには、まず教材一つを選んで「ディクテーション」をしましょう。ディクテーションというのは、聞こえた英語をすべて書きとる作業です。
「聞こえそうで全部は聞こえない」これくらいを目安に教材を選んでください。会話につなげたい場合は、ドラマがお勧めです。ネイティブたちがケンカしてたり、意見を言い合っている、ちょっと長めの文章などにチャレンジしてもいいでしょう。
そこで、ディクテーションをしてみて、聞こえない単語、特徴をつかみます。実際に聞こえなかった単語は赤で書き足して、全部埋まった状態で聞きながら一緒に言ってみます。
最終的には英語を見ずに、音だけを頼りに「シャドーイング」。
この「ディクテーション」→「みながら言う」→「シャドーイング」を1セットにして練習します。これを続ければ上級者のあなたのリスニング力も上がってくるでしょう。
英語上級者がネイティブの会話についていけない理由②「言いたいことがパっと出てこない」解決策は?
「実際にネイティブが何を言ってるかもわかるのに、言いたいことがネイティブのスピードみたいにでてこない」。こういう場合もありますよね。
きっと、今までしっかりお勉強されてきたと思います。それがゆえに、難しい単語もたくさん知っていると思います。
会話の時、その「難しい単語」を探そうとしてないですか?ついつい日本語に忠実に英語にしようとしていませんか?
実はその必要はありません。英語ってもっとシンプルなんです。
やってみよう!英作文の簡素化
実際のたとえで行きましょう。
例えば「私の会社の同僚はほぼマイカー通勤です」。という英語があったとします。あなたはなんて訳しますか?
“Most of my coworkers use their own cars to commute.”でしょうか?これももちろん立派な英語ですね。
でも、”Most of my coworkers come to work by car.”でも通じますよね。
「マイカー通勤、マイカーってなんだっけ?」「通勤ってどう使うんだっけ?」ここで躓いてしまうのはもったいないです。
なので、日ごろから「日本語の簡素化」を練習してみましょう。
目安としては、「5歳児に伝わるくらい簡潔な表現」です。
イメージしてみてください。5歳児の子供に「私の同僚のほとんどはマイカー通勤なんだよ」って言ったところで、たぶん子供は「?」が頭に浮かびますよね。
でもこれだったらどうでしょう。
「私の一緒に働いてる人たちのほとんどが、車で仕事に来るよ」
これだったらきっとわかりますよね。
もちろん実際に話す相手は5歳児じゃないので、パっと「同僚」が出てくるのであれば簡素化する必要はないのですが、簡素化する発想の瞬発力はあげておく方がいいです。
そうすることで、難しい表現を使わなくても、パっと英語が口から出やすくなるんです。
英語上級者がネイティブの会話についていけない理由③「普段英語を話す機会がない」解決策は?
「ネイティブと話す機会があった頃はもっとすらすら話せてたのに」。わかります。英語って本当に残酷で、話さなくなったらどんなにペラペラの人でも出るまでに時間がかかっちゃったりするんですよね。
でも、忘れていませんか?絶対に裏切らない誰かを。そう、あなた自身です。24時間365日一緒にいますよね。
何が言いたいかって、きっと上級のあなたならご存知でしょうが、「独り言英会話」です。
英語脳を維持し、自分の思っていることを日本に住み日本人と衣食住共にしながら鍛えるにはこれが一番手っ取り早いです。
ニュースみながらボヤいてもいい。探し物しながらちょっとFワードいうくらいいいじゃないですか。
独り言で英会話をすることで、思考が英語になるので、英語脳を鍛えることになります。
そうなるといざ英語を話すときにも、英語脳の切り替えに時間がかからなくなるんですよね。
英語上級者も自己投資としてオンライン英会話もアリ
自己投資って、いわゆる自分に投資する形ですけど、実はメリット多いんですよね。その中でも一番大きいのは学びというよりも「これを払ったんだから頑張ろう」っていう半強制的なモチベーション。
人間はやっぱり自分に弱いです。そこに負けないために、少しばかりの投資をして自分を奮い立たせる。これは非常に有効なテクニックです。
上級者におすすめなのは目的にもよりますが、やはり今めちゃくちゃ宣伝されてるCamblyがいいですね。ネイティブと話せるので、「これってネイティブの自然な表現ではどういうんだろう」の疑問が解決できます。
私も英語を話す機会が減っていたので今回始めました。そのレポートも上げていきたいと思います。
英会話上級者のネイティブについていけない悩みの解決策まとめ
世間からは「上級」と言われるけれども英語力に満足しない、そんなときは、もう一度努力をしましょう。
「英語を話せるようになりたい」そう夢見たあの頃に頑張っていたような努力を。できます。できてなかったら、そもそもあなたはこのページを読んでいません。上級に当てはまらないからです。
鍛えるべきはリスニング?それとも言葉が出るまでのスピードが問題?ネイティブについていけない上級者の原因はおそらくこの2つ。もしくは最近なまっているか、ですね。
いずれにせよ、今日から行動しましょう。ディクテーション、心の準備はいいですか?物事を簡素化する、何パターンか考えるトレーニングの準備はいいですか?独り言開始できますか?
「上級」というポジションに胡坐をかきたくない、そんなあなたなら更なる高みを目指せることでしょう。筆者も一緒に頑張りますので、「超上級」目指していきましょう!
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